∴ なすどらいぶを買ってみた。（LS-L500GL）

NAS、ネットワークなんちゃらストレージの略だと思うのですが、要するに外付けハードディスクドライブを買ってみました。会社で自分用にソースをバックアップしておくためのものです。以前から2台用意していたのですが、ちょっとした社内の電気配線不良により2台とも昇天してしまったのです。がっくし。

買ったのは、NAS LinkStation LS-LGLシリーズの500GBタイプのやつ。今時のストレージは安いねぇ。

なんか奇妙な「かんたんセットアップツール」みたいなものもついていますが、一応動作させてみたけれども後ほど設定を変更させてみたり。でも、初心者の人でも結構簡単に使えそうなところがいいね。

PCにインストールするツールは、NAS Navigatorというやつ。
このNASは、自動設定に任せておくとネットワーク上の誰でもウェルカムになってしまいます。それはそれで非常に困るので、いわゆる「セキュリティの設定」というやつをすることに。

ところが、どうにもこうにも、セキュリティがかからない。というかパスワードが自分の思うように変更できない。しばらくいじった後、しょうがないので、サポートに電話してみることにしました。

バッファローは東京、名古屋、そしてIP電話と数箇所のサポート番号が開設されている模様。
私は名古屋に住んでいるので、名古屋にTEL。なかなかつながらないので、一旦IP電話の番号へかけてみることに。なんでも、全国どこからでもNTTの固定電話は3分11円ちょいだとか。なるほどなるほど。

pululululululululu
pululululululu
pu がちゃ。　つーつーつーつー

ん？なんで？

pululululululululu
pululululululu
pu がちゃ。　つーつーつーつー

どういうわけか、かけてもかけてもつながった直後にぶちきれます。5回もやったらなんかこっちがブチッといきそうなので、しょうがなく再び名古屋の番号へ。いや、なんていうかフリーダイヤルにしてほしいです。

で、ようやくつながって、共有フォルダにセキュリティを設定したい、と最終目的を伝えます。
まずは、うまくいかない「パスワードの変更」から。初期値ではパスワードは非設定のはずなのに、変更できないのです。まぁ、知らないうちにパスワードを変更してしまったかも、と思われるだろうな、とは思っていましたが、相手もそれを懸念したのか、物理スイッチで出荷時設定に戻してほしいといわれます。

「初期化は何回かしてみたのですが」
「後ろのボタンを3～5秒程度押していただけますか？」
「わかりました、では1つ質問いいですか？」
「はい」
「初期化すると、どうなるんですか？電源が切れるとか、ランプの色が変わるとか」
「…少々、お待ち下さい。」

保留メロディーはHave You Never Been Mellowです。

「お待たせしました、長い点滅2回に短い点滅3回です。」
（わかりにくいなぁ）
「なるほど、ではやってみます」

（実際にわかりにくかったながらも）言われた通りに点滅をするのを確認して、再度パスワード変更。しかし、芳しくないメッセージが出てしまうのです。



「…と、表示されてしまうんです。」
「そうですか～…では、別のPCで試してみていただけますか？」

きたよ必殺別のPCで試してみてください。
今時のご家庭はやっぱり複数のPCがあるのがデフォルトなんですかね？

「え？別のPCですか？」
「ええ、OSとの相性などの問題もあるかもしれませんので」
「え？OSですか？ということは、今はXPなのですが、XP以外のOSの入ったPCを用意しなくてはいけないのですか？」
「あ、いえ。OSというよりは、入っているソフトとの相性でですね…」
（OSっていったの自分じゃんかと思いつつ）
「なるほど、ソフトが起動しないというものでもなく、パスワードが変更できないというのが他のソフトとの相性で起こりうるというわけですね」
「え、ええ…別のPCでお試しいただければ、もしかしたら動作するかもしれませんので…」

と、電話をまとめにかかってきたので、またつながるまで待つのが面倒くさいということもあり、話をつなげにかかります。

「なるほど。わかりました。別のPCを用意します。では、もう1つ質問してもいいですか？」
「はい、どうぞ」
「パスワードの変更って、そもそも何のパスワードの変更なんですか？」



「えっ？」
「共有フォルダ保護用のパスワードですか？それとも、管理パスワードですか？」
「ちょ、ちょっとお待ち下さい。」

保留メロディーはHave You Never Been Mellowです。

保留の間にサクサクとセットアップを完了。

「…お待たせしました、そちらは管理パスワードです。」
「なるほど、了解しました。で、今別のPCにインストールしてみたんですね。」
「は、はい。」
「でも、同じメッセージが出ます。」
「えっ…し、しばらくお待ち下さい。」

保留メロディーはHave You Never Been Mellowです。

「すみませんが、それで共有の保護の設定を行うとどうなりますかね…」
「わかりました、やってみます」

ここで、1つの事実に気が付きました。
実は「失敗しました」と出ているけれど、成功しているようなのです。

「ん。失敗したはずの新しいパスワードでできましたね。」
「え？いや、それはおかしいですねぇ」
（私もおかしいとは思うけど、でも異論を唱えられても単なるユーザーだし）
「調べたいと思うので、ちょっとお待ちいただけますか？」
「えっ…ええ、いいですよ」

保留メロディーはHave You Never Been Mellowです。

「お待たせしました。確認してみましたところ、弊社でも同じ現象を確認できました。」
「そ、そうですか」
「ソフトがですね、他のソフトとの相性でまれにそういったバグがでるという場合もある、と（以下略


まぁ解決したからいいです。
サポートの方も、投げ出さない姿勢は評価したいです。
丁寧です。電話つながりにくいけれど。

でもねぇ。

他のソフトとの相性で「はい」が「いいえ」になるんかい！
と、ソフト開発者の私は思いました。


なお、動作した後はとてもよさげな感じです。