∴ WinSys情報

不調なPC、Windowsフォルダ内のSystem32にWinSys.exe、そしてWinSys2.exeという2つのファイルが存在していたのです。
ちなみに、winsysで検索してこのブログにたどり着いた方は、とりあえず最後まで読んでもらえるといいかもしれません。

経緯。

不調なPCが吐き出すエラーは0x0000008e。
基本的にはハードウェア周りのエラーということなのですが、色々とインターネットで検索をしてみたらこんな情報がありました。

ページングファイルの破損
ウィルス
メモリのハードウェア的な破損

3つ目は穏やかじゃないな。
ちなみに不調なPCは、基本的にオンラインゲーム専用のPCです。ゲーム以外は起動しません。ブラウザすら開きません。（ただし、オンラインゲームの更新情報はIEコンポーネントが使われていたりすることも往々にしてありがちなわけですが、まぁ更新情報サイトすら疑ったらねぇ・・・・）
インストールされているのはドライバ系、及びゲーム。それと、アンチウィルスソフトとしてAvast!のみです。

そこで、ウィルスかなぁと疑いつつも、まずはページングファイルの破損を疑ってみます。
ページングファイルを削除する方法はいくつかあると思いますが、こちらが詳しそうなので説明は割愛。
私は別ファイルを上書きした上で消してみましたが、やっぱり0x0000008Eエラーが発生するので、ページングファイルが原因ではないと判断します。

で、次に疑うのがウィルス。
あんまり考えたくないなぁ。

Windows ベースのコンピューターでエラー メッセージ "STOP 0x00000050" または "STOP 0x0000008e" が表示されることがある

この問題は、コンピューターが HaxDoor ウイルスの亜種に感染している場合に発生することがあります。

こんな情報があるため、とりあえずSystem32フォルダ内を見渡してみます。すると、いかにも怪しげなファイルを発見。

おいおい、なんだこれは。
プロパティで確認してみると、正式ファイル名はDOT.EXE。著作権者の名前はなし。製品名はDOT Application。
もう胡散臭いことこの上ありません。
で、winsysで検索をしてみたところ、わさわさ出てくるウィルス扱いの情報。

この時点でLANケーブルを引っこ抜き、とりあえずwinsys.exeとwinsys2.exeを削除。再起動して、作成されるかどうかの様子見をします。が、再起動しても作成されないので、ゆっくりと別PCで情報を検索。結果、TrendMicroにもSymantecにもばっちりとウィルス情報が掲載されています。
あぁ、やってしまった・・・がっくりしつつ、手動駆除をしようとレジストリエディタを立ち上げ、エントリーを検索していると再び0x0000008Eエラーが。以後、起動→レジストリエディタで検索→0x0000008Eエラーというループに陥ります。

ここで、検索で落ちる→メモリの物理的破損を疑い、Memtest86へ。山ほどエラーが出たのでメモリを購入。一晩PCを放置してMemtest86のチェックを行い、エラーなしを確認。

で、これでとりあえずレジストリエディタの動作くらいはまともになるだろうと思い、今日検索しようとしたら、やっぱりSTOPエラー。


結局、Windowsを再インストールすることにしました。
で、ドライバCDの中身を確認しながら、ちまちまと当てていると、私はビデオカードにこれを使っているのですが、このドライバCDの中に

こいつがいるではないですか。
WinSys.exe、winsys2.exe。

この怪しいファイルたちは、ウィルスではなくてビデオカードのドライバ関連ファイルだったようです。無論、念のためウィルスチェックを行いました。Avast!もNorton Antivirusも無反応。がっくりしながらインストールして、Systemフォルダに展開されるのを確認。

いくらPC不調とはいえ、踊りすぎました。0x0000008Eエラーの原因は、要するにビデオカード用のファイルをざっくり削除したのが原因だったってことのようです。
再インストールをした後、今のところ、PCは快適です。

またイチからゲームインストールか・・・がっくりだ。