その昔、「萌え」という言葉が巷で流行りだした頃の話です。
ある日、「萌える」という単語を使った時のこと。ゲーム内で知り合いだった女性が、この言葉を使った私に対してたいそう怒りを表明しました。なんでも、「萌え」という単語が嫌いなのだそうです。 で、その理由は、 そもそも、萌えというのは便利な言葉なんです。 キレイ、かわいい、かわいらしい、好みである、いいと思う、そういうのを全て含めて「萌え」って言うじゃないですか。でも、本来はそれぞれ、きちんと言葉が定義され、用意されているわけです。 それを、単に一言「萌え」とだけ言って済ませてしまう。 これは日本語を退廃させているのと同じですよ。 きちんと「かわいい」とか、「キレイ」だとか、「自分の好みだ」って表現するべきです。 なんでもかんでも「萌え」って言えばいいんじゃないんですよ。 当時はまだまだ今程には「萌え」という単語は一般的ではなかったので、このご意見はある種ごもっともなものでした。いやぁすごいねぇ。30分くらい説教された記憶があります。 そんなわけで、「萌え」という単語は私は使わずに過ごしていたわけですが、もう最近となってはある程度認知された、立派な概念語となりましたので(いい意味であれ、そうでない意味であれ)、私も使うようになりました。 そして単語を使うたびにこの説教のことを懐かしく思い出していたのですが、ちょっと前に、私に説教をしたこの女性プレイヤーと、メッセンジャーで久しぶりに会話をする機会がありました。 「やぁ、久しぶり。今はなんのゲームしてるの?」 「今ですか?今はXXXXをしています。なかなかの萌えゲーですよ」 「・・・・」 時間の経過というのは人を変える力があるものですね。 萌え萌え。 PR
Powered by 忍者ブログ
Design by まめの
Copyright © [ webrover.log ] All Rights Reserved. http://quammo.blog.shinobi.jp/ |
∴ カレンダー
∴ 月別アーカイブ
∴ カテゴリー
∴ 最新コメント
∴ 最新トラックバック
∴ アクセス解析
∴ 忍者アナライズ