原題は「The Legend of 1900」。 色々とご都合主義なところが目に付きます。一応、感動系の映画だとは思うのですが、私は微妙に感動できなかった。いえ、決してすれちゃってるからではありません。多分。おそらく。
とりあえず、大きな盛り上がりがあるわけでもなく、淡々とした内容。 あらすじ: 豪華客船で生まれ、捨てられていた赤ん坊が、ピアノ奏者として天才的な才能を持ち、陸に上がらずに船の上でピアノ奏者を続けている。バンドの仕事として船に乗り、彼をしったトランペット奏者は彼に「陸の上での平凡な幸せ」を何度も語り、ピアニストもまた一目ぼれした女性に会いたい一心で船を降りかけるものの、結局降りず。 最後、古くなった船の爆破解体の時にも陸に上がることを拒否して、ピアニストは船と運命を共にする。 終わった。終わってしまいました。 実に簡単な内容です。 とりあえず言いたい: the first year of this frigging century、friggingって確かfuckの丁寧表現(ぇ)なので、要するに「このウンウンな世紀の最初の年に」見つけられた、豪華客船の捨て子。見つけた機関士によって、「Danny Boodman T.D Lemon 1900」と、「機関士の名前+入れられていた揺りかごの文字+世紀最初の年」という奇怪な名前をつけられます。 けど、言いたい。 1900年って、19世紀最後の年でしょ? まーた戸田がやらかしたか?と思ったけれど、そもそも元からそういってるのでしょうがありません。うえええええ。もうねぇ、物語の最初から突っ込みたい。これは、機関士が頭悪いから?それとも映画監督がマジで言ってるの? ご都合主義: とにかく、船を降りられないというのが前提。 船の上で生まれ、国籍を持たないために船で育つしかなかった子供。 こりゃまぁ、無理があるけれど、ストーリーをまとめるためにヨシとしますよ。 けれど、この子供、つまりは天才ピアニスト、大人になってから平気で船を降りようとするんですよ。 自分の意思で。何の問題もなく。 いい加減にせいよ。 初めて見たピアノをスラスラ弾けちゃうのも、天才の一言で片付けるのに無理がある。 古くなった船を爆破解体する時も、ピアニストを残したまま爆破するという展開が無茶。 レコーディングをしている最中にたまたま一目ぼれするのも(略 要するに、いまいち入り込めなかった。 豪華客船は結構つくりがしっかりしてたし、映像的にはいい雰囲気だったし、一目惚れする瞬間の女性の見え方。船の丸い窓から女性の顔だけが見えるのとか、センスは感じられる。 けれど、一方で、明らかに合成チックだったり、背景が粗雑だったりするのがわかる。特に最後の爆発シーンなんか、今時の戦隊特撮モノの方が明らかに質がいい。 なんか、途中で予算切れでも起こしたのかな?と思ってしまうほど。 あと、映画の「語り部」役である、天才ピアニストの唯一の友人のトランペット奏者。プルート・テイラー・ヴィンスという役者さんなんだけど、会話してても何してても、目がきょろきょろピクピクと動くので、あれが役柄なのかマジなのかよくわからないながらも、気になってしょうがなかったです。 まぁ、そんなわけで、決してつまらないとは言わないけれど。 いまいちでした。 PR
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